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希少で厳格なブランド地鶏の飼育。その苦労と愛情が育む、柔らかく優しい味

地鶏の中でも特に美味しいとされる、宮崎県のブランド鶏『みやざき地頭鶏(じとっこ)』。その厳しい生産条件をクリアし指定生産農家の認証を得ているのが、『地頭鶏恵(じとっこめぐみ)』さん。自社で処理施設を持ち、安心・安全の食材を届けていますが、その毎日は苦労の連続。しかし、丁寧に育てられた鶏肉の味は、柔らかくジューシーでまさに絶品。その優しい食感は、飼育者の愛に支えられてこそ、実現する味でした。

ショップ紹介

みやざき地頭鶏 半身セット 約800g|2,500円(税込)

地頭鶏恵

宮崎県認定ブランド『みやざき地頭鶏』の生産農家。広大な敷地と緑に囲まれた自社農場でのびのびと鶏を育てて、良質の地鶏を出荷し続けています。併設する自社処理場で解体、新鮮なうちに発送が可能で、安心・安全な商品を全国に届けています。

地鶏よりも厳しい品質管理が求められる『みやざき地頭鶏』

宮崎県の地鶏といえば、地方グルメの代表格。しっかりした歯ごたえで味わい深い名産品ですが、さらに厳しい規格を設けた“ブランド鶏”もいます。それが、『みやざき地頭鶏』。宮崎と鹿児島の旧島津領にいた在来種で、その美味しさから農民が地頭(じとう)職に献上したと言われる名誉ある品種。繁殖が難しいとされるこの地頭鶏を、新たな宮崎のブランドにするため、宮崎県は長年に渡って研究を続けてきました。そして1991年に初代『みやざき地鶏』が確立され、改良を加えて現在の『みやざき地頭鶏』が完成しました。そんな幻の鶏を雛から飼育し、その解体まで自社で行い安心・安全の食材を提供するのが、宮崎県日南市にある『地頭鶏 恵』さん。その飼育過程には、より美味しく育てるための大変な努力がありました。

育児に匹敵するほど大変な雛からの飼育

『みやざき地頭鶏』を生産する農家は、宮崎県内で僅か55軒(2016年4月時点)。雛は指定を受けた35農家にしか出荷されません。認可を継続するためにも施設の整備は不可欠です。「もともと『地鶏』を育てるために厳しい基準があるのですが、『みやざき地頭鶏』の定義はさらに厳しい。地鶏は飼育密度が1㎡当り10羽以下ですが、みやざき地頭鶏は1㎡当り2羽以下。それを順守しないと認定が取り消されるので、設備を整える大変さはあります」と語るのは、『地頭鶏 恵』の久保田さん。もちろん、本当に大変なのは雛からの飼育です。
「気候の変化が激しいのは大変ですね。放し飼いにする必要があり、建屋に入っているわけではないので、例えば台風が来ると心配です。ひどい時は、泊まって様子を見たりします。ひよこの時は特に温度管理が重要。寒いとみんなが暖を取るため集まってきて、真ん中の雛が死んだりします。だから温度を上げっぱなしにして、昼間でも温度が上がらないと毛布をまいたりしています。自分の子ども以上に、過保護ですね(笑)」と、その苦労を語ってくれました。

自分たちなりの価値をつけるため、餌にも工夫

飼育だけでも大変で、年間約30万羽程度しか市場に出ない『みやざき地頭鶏』。それでも、自社の商品の魅力を高める努力が必要です。「餌もカロリー配分が決まっているのですが、決められた餌に10%までなら自由に添加剤を加えられるんです。だから、自社では餌に乳酸菌を入れて他社と差をつけています。おかげさまで『臭みが少ない』と評価してもらっています」。今はうまくいっているこのアイデアですが、餌を変えてすぐ効果が出るわけでなく、4か月~5か月育てて出荷時に初めてわかること。その工夫は簡単ではないですが、「良い商品を作ればいいところに引き取られていくし、悪い商品だと悪いところにいくものだと思って、日々頑張っています」と久保田さんは努力を続けています。

“地鶏は堅い”とのイメージを覆す、優しさが育んだ味

そうやって大事に育てられた『みやざき地頭鶏』は、“地鶏は堅い”とのイメージを覆すほど柔らかな歯ごたえ。噛むほどに広がるジューシーさで、まさに絶品の味。「地方イベントの試食会などでも、食べてもらえたら間違いなく“美味しい”と言ってもらえます。だから、どうしたら食べてもらえるかが勝負。3年前には自社の処理施設を作って販売も始めました。一昨年より去年は、倍ぐらいに取引先も増えています。HPからだと安く買えるので活用してもらえれば嬉しいし、今後は自社運営のお店も計画しているところです。どこに行ったら食べられるかを明確にする、それが努力しなければいけないポイントです」。
食べたことがない人へ向けて、少しでも販路開拓を進める『地頭鶏 恵』さん。炭火焼以外にも鶏で生ハムを作ったり、ささみや胸肉などの余った部分を活用できないか、他とはちょっと違った商品開発を心がけています。手塩にかけて育てた命を少しでも魅力的な商品に変えたい、その一心が美味しくて優しい『みやざき地頭鶏』を育てるのかもしれません。

[地頭鶏恵が残したいモノ]

「『みやざき地頭鶏』は、商品化されてまだ15年程の歴史しかありません。今までもブランドの鶏があったのですが、色々生まれてなくなるパターンもありました。だから、これがブランドとしてしっかり根付くように、支えていきたいと思っています。あと、捌き方もひとつの技術。現在は職人さんが2人いるのですが、技術がないと骨に残る部分も多くなるし、時間との勝負でもあるので、現在持っている技術はしっかり後世に残していきたいと思います」

[地頭鶏恵が伝えたいコト]

「命を頂いて食べるものですから、その過程を大事に考えて、残さず食べて欲しいですね。業者さんにもそれは説明しますし、年に一度、地元の小学生・中学生が職場体験でやってきて勉強して帰ってくれます。そういった食育という活動も大事だと思います。『みやざき地頭鶏』はもともとお年寄りや子どもでも食べられる柔らかさを考えて作られた鶏。これからはますます食材に安心・安全を求める社会になっていくはずで、自社の処理場があればアレルギー成分の少なさもアピールできます。だから、安心して買っていってもらえることも伝えていきたいです」

みやざき地頭鶏 半身セット 約800g

2,500円(税込)

大切に育てた「みやざき地頭鶏」を、残すところなく味わってもらいたい、より魅力的な商品にしてあげたい、という思いから生まれた半身セット。特別な餌の効果もあってか、臭みが少なく、歯応えがあるのに柔らかく、噛むほどに深い味が口の中に広がります。別商品では珍しい、鶏肉の生ハムもおすすめ。ぜひ一度お試しください。

地頭鶏恵

住所:宮崎県日南市塚田乙1922-1(本社)
住所:宮崎県日南市大字萩之嶺4401-1(萩之嶺ファーム)
住所:宮崎県日南市大字塚田乙1844-2(塚田ファーム)
営業時間:9:00~17:00 日曜定休
電話番号:0987-27-1230 

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